それでも虫歯はできてしまう事があります。そして、多くの親御さんが、「自分たちも虫歯が多いのだから、遺伝なのだろう」と諦めてしまう。こんな話をよく耳にします。
しかし、安心して下さい。むし歯菌をうまくコントロールすることで、永久歯を虫歯にしないようにするプログラムがあるのです。
決して奇をてらったものではなく、科学的に証明された方法を用いて、お子さんの歯を虫歯から守っていくプログラム、カリエスフリープログラムのご紹介です。
乳歯が生え揃い、本人の協力が得られる年齢(4歳前後)に達したお子様を対象に永久歯に一本もムシ歯の無いお口の完成を目指すプログラムです。
基本的に、唾液検査(サリバテスト)を受けて頂き、その結果に基づいて予防プログラムをたて、実施していきます。
唾液検査はWHO(世界保健機構)の調査でも使われている最新の科学的検査法です。
唾液を採取し、お子さん自身のお口の中にいる、代表的なむし歯菌二種類の数、唾液の量、質、むし歯菌が作る酸から歯を守る能力、代表的な一日の生活に対するインタビューからお子さん自身の生活環境がもたらす影響等を調べ、虫歯のなりやすさや、何で虫歯になってしまったかの原因をある程度、判断する事が出来るのです。
一生自分の歯で食事や会話をし、美しい笑顔で生活できるのは素晴らしい事です。
そのための重要なステップが健康な永久歯列の完成です。
乳歯に虫歯があったとしたらどうでしょうか?
諦める必要はありません。原因を科学的に知り、対策を立て、予防していくことが可能なのです。
私達は、歯科の立場からお子さんの成長を守り育てるための力になりたいと考えカリエスフリープログラムとして以下の事を実施しております。