よく噛む子供は学習等に意欲的

JAグループが取り組む「みんなのよい食プロジェクト」活動の一環として、全国農業協同組合中央会(JA全中)は、小学校1、2年生の子供を持つ母親を対象に「朝にゆっくりかんで食べる食事と学力・スポーツに関する実態調査」と実施しました。

 調査方法はインターネットによるアンケートで、サンプル数1千人。同調査では、子供の学習意欲とスポーツに対する意欲の高さを判定し、相対的に比較するための質問を設け、その回答によって学習意欲とスポーツに対する意欲をそれぞれ「低水準」「中水準」「高水準」の3段階に分類しています。
子供の意欲判定について

子供の学習、スポーツに対する意欲と朝食時の咀嚼(噛む)実態についての調査では、意欲が高いと考えられる「高水準」に分類される子供の割合が、学習、スポーツとも「朝食をよくかんでいると思う」と最も高く、逆に「よくかんでいると思わない」で最も低いことから、朝食をしっかりとよくかんで食べる子供ほど、学習やスポーツに意欲的に取り組むと分析しています。

さらに、母親の教育意識とかみごたえのある朝食を用意することへの意識を分析した結果では、学力面、スポーツ面とも、自分の教育意識が「高い」と考える母親の方が「低い」と考える母親よりも、かみごたえのある朝食を用意することを「意識している」「やや意識している」の割合が高い傾向にあることが分かりました。

 一方、子供がよくかむことを意識いて朝食を用意しているかとの問いでは、あまり意識していないが47.5%で最も多く、朝食を用意する上で気をつけていること(複数回答)では、「簡単に作れる」73.7%「短時間で食べられる」71.0.%が、「栄養のバランス」35.8%を上回っており、朝食は手間をかけずに作り、子供が学校に遅刻しないように急いで食べさせることを優先する日常における実態を反映する結果となりました。

朝ごはん気をつけていること

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